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中小企業診断士登録養成過程「情報化戦略(流通業)」講師
2010年09月14日 - 18日

民間教育機関である株式会社日本マンパワーで開講されている、中小企業診断士登録養成過程の講師を務めました。科目は情報化戦略(流通業)です。
「情報化戦略」というと、企業が業務に利用する情報システムをいかに構築あるいは改善するか、という視点で語られることが多く、実際に本件の講師向け資料を読んでもそういう印象を強く受けましたが、このコースでは情報化戦略の科目が(製造業)と(流通業)2つに分けられ、既に(製造業)の方は前記のような内容の授業を実施したとのことをお聞きしていて、私としては別の視点からの授業にしてみたいと考えました。
幸い、科目で取り上げる内容そのものについてはあまり厳しい縛りがなく、比較的自由に構成させてもらえたため、私が担当する部分では、既存のネットショップを診断し、改善のための計画書を作る、という内容で実施させていただきました。昨今のビジネス環境において、また中小企業診断士の業務の中で実際に直面する課題において、このトピックを避けては通れないと考えたからです。
構成としては、序盤でITとネットワーク、Webマーケティング、ネットショップ構築などに関する基礎的な知識を補填するための講義を行い、あとはじっくりと演習に取り組んでいただくというものにしました。上の画像は、講義で使用した教材の一部です。
最近では多くの人が普段から消費者としての買い物に利用するようになっており、ネットショップを評価すること自体は比較的簡単なのではないかと思いがちですが、実際に診断というスキームに取り組んでみると、どこがどのように問題なのか、その根本原因は何なのか、といったことを論理的に見極めて説明し、かつ改善提案にまでつなげて行くことの難しさが実感されるものです。受講生の皆さんも、グループごとにそれぞれ迷いながら取り組んでいましたが、最終的にはどのグループもかなり高いクオリティで発表資料を仕上げ、内容豊富なプレゼンテーションにまで持って行くことに成功したところは、やはりさすがというべきでしょう。
このコースの受講生は基本的に、各自フルタイムの仕事を持ちながら、平日夜と週末の時間を使って通学し、このような課題に取り組んでいます。中小企業診断士資格の取得という目的に向かって、私の場合とは大きく異なるアプローチを選択した受講生の皆さんと触れ合うことができたことは、私にとっても大いに勉強になりました。