情報システム管理者育成セミナー
2011年01月17日
物流業を営む中小企業からの依頼で、情報システムやネットワークの管理担当者のためのセミナーを企画し、実施しました。まずは最初に必要となり、かつ最も切実な部分ということで、ネットワークに関する技術的な基礎知識を習得するためのセミナーを行いました。
単発のセミナー1回で情報システム管理者に必要とされるネットワークの技術的知識を一通り網羅するというのはかなり無茶な話ですが、実際の詳細な勉強は自身でしてもらうという前提で、そのための指針となるような全体感を掴んでもらうこと、また日頃の業務で感じている疑問を解消することなどを主眼に内容を組み立て、とにかく即役に立つことを実感できるようにと工夫しました。
テキストは、市販書籍を色々と物色した結果、『新しい情報ネットワーク教科書』を採用しました。
ネットワーク関連技術の入門書は沢山ありますが、本当に基礎的な概念からある程度詳細な技術の具体的な内容までをまんべんなく網羅しているものは、なかなかないようです。今回のセミナーでは、そうした幅広い範囲を1冊でまかなえるものが欲しかったため、おのずと選択肢は狭まりました。…というよりも、実際にはこれ以外に合致するものが見つからなかったというのが正直なところです。
この本は、上記のような無茶な要求をそれなりに満たしている上、直感的な理解を促すための図解をふんだんに掲載していて、今回の目的にはよくマッチするように思われました。惜しむらくは、その図が細かくゴチャゴチャした印象になっているものが多いことですが、全体のボリュームを抑えるためには致し方ないのかもしれません。
結果としては、少なくとも依頼主および受講者のお役に立つことはできたものと思います。フィードバックとしても、満足の声をいただきました。
もちろん、だから満点の仕事ができたと考えてはいませんが、日頃自分が考えている知識体系を実際に講義して、それなりの手応えを得ることができたのは、私にとっても大きな収穫でした。